高齢の親に負担をかけない&嫌がられない育児の頼み方(体験ベースで伝授!)

共働きで祖父母に育児をお願いする 実家依存とワーママ
共働きで祖父母に育児をお願いする

ママがいざ働くとなると子供を保育園に預けることになりますよね。家庭によっては保育園の送迎を親にお願いしなければなりません。

残業で帰りが遅いワーママだと、ほとんど祖父母が孫の面倒を見てもらっていて気づいたらおじいちゃん子やおばあちゃん子になってることも。その反面、親だって若いころと違い疲れが溜まるもの。うちの母親もよく孫の面倒に疲れるとぼやくことがあります。

しかし自分たちが働く都合上、どうしても子育てをお願いしなければならない…そこで今回は、年を取った両親に育児をお願いする時、どうすれば気持ちよく孫の育児を引き受けてくれるか?そして両親の育児疲れを少しでも軽減する方法をお伝えします。

この記事でますます孫を巡る親子間の仲がスムーズにいきますように!

高齢の両親が孫の世話をすると怪我のリスクもある

私の両親は母が70代、父は60代後半。父親は脳梗塞を過去に患い、母親は毎月一度腎臓の持病で通院しています。

脳梗塞になった父は今でこそ元気に仕事をしていますが、たまにふらついて転ぶことも。母親はそんな父親が危なっかしく見えて、なるべく孫を抱っこさせないようにしていました。

1人目の時はやはり初孫だったことで大喜びでしたが、上の子はしょっちゅう泣いてばかりだったので首すわりができた頃にはおんぶばかりしてましたね。これがキッカケで母は膝を痛めてしまいました。膝に水が溜まり、病院で2回くらい水を抜いてもらったという…あの時はとても申し訳ない気持ちでした。

しかしその後も何度か膝が痛いと言ってはいましたが、そのうち痛いと言わなくなったのです。「もう治ったの?」と聞いたところ「膝の筋肉が鍛えられたのか今じゃ全然痛くないよ」と言っていました。

すごい…!毎日5キロ以上の赤ちゃんおんぶしてたから筋肉も鍛えられたのか…?

うちの家族は幸いにも骨が折れるレベルの怪我はしていませんが、よそのおばあちゃんは孫が突進してきてろっ骨が折れたとかも聞いてます。

もし大怪我をしてしまったら子供を預けることもできなくなるし、重傷であれば孫守りすらできなくなってしまう。積み重なる疲れで注意力が散漫になって怪我するリスクだってあります。だから孫は可愛いけど面倒は見れない、なんて言われても仕方がないですよね。


さて、もしあなたが働くことになり、子供の送迎や育児を両親にお願いする場合。どんな風に子育てを頼めば快く引き受けてくれるでしょうか?

祖父母である両親に孫の育児を快諾してくれる方法は?


ママが働いている間、祖父母でもある両親が保育園の送迎を頼んだり、ご飯を食べさせたりしなければなりません。それに孫に「お菓子買って」と言われたら両親のポケットマネーからお金を出すことだってあるし、時には病院に連れて行ってもらわなければならない日もあります。

自分の親だからなあなあになりやすいですが、預からせてもらっているということを踏まえると、ここは夫婦で改まって親に子育てをお願いした方がいいですよ!そうすると何だかんだいいながらも、分かったよって心強い一言がもらえます。

私の母は孫の世話についてこう言っていました。「自分の娘が産んだ子供だけど、旦那さんの子供でもあるので預かっている責任感は大きい」と。

それを言われた時、娘である私はそんなに気負うことないんじゃないかと思ってました。母はもともと責任感が強いのでそう言ってるんだろうって。

ところが職場にいた定年間際のパートのおばちゃんも、私の母と同じことを言っていたのです。その人の場合は息子さん夫婦と同居しているのですが、「若夫婦はよろしくーって軽く孫の面倒をお願いしてるけど、自分の子供じゃないから責任感じるんだよねぇ〜。仕事もしてるから毎日クタクタだわ~」と。

やはり自分の子供が生んだ子供といえど、孫は我が子ではなく預かりものなんだということが分かりました。きちんとケジメをつけた方が、両親としても快く引き受けてくれますよ。

あとは風邪をひいて病院に連れてってくれたりお菓子を買ってもらったときにも「ありがとう」の言葉を伝えることですね。自分の孫なんだし当たり前でしょ?という態度を前面に出しすぎると、娘であっても親は誰のために孫の面倒をみているのか…という気持ちになります。

そういう気持ちって普通なら思わないんです。本当は孫が好きだから。でも、やっぱりこういうさりげない一言があるのとないのとでは、気持ちに余裕がない時嫌なことを思ってしまうものなのですよ。

で、無事に子育てを引き受けたとして、あとは働いている間、孫の育児の体力的負担をいかに減らすかも考えなければなりません。

高齢の親が体力的に負担をかけない子育ての方法は?

年を取ると、例え見かけが元気でも体の衰えには逆らえません。年老いた両親が少しでも負担をかけないで子育てをする方法は2つあります。

なるべく早く休ませてあげる


睡眠は人間にとっては大事です。年配の方の睡眠サイクルは、寝る時間が早く朝起きるのが速いので、なるべく実家に長居せず例えば夜8時には切り上げるなど、なるべく両親を孫から解放してあげましょう。

ママも仕事や家事の後で疲れるかもしれませんが、体力的にもずっと孫に縛られている両親の方が疲れているはず。ここは自分で子供の世話をしたいところ。

両親にとっても解放する時間が早ければその分寝る時間を早くできます。そして、翌日新たな気持ちで孫を可愛がってくれるでしょう!

もう一つ体力と同じ位重要なことがありますよ。

祖父母の身体的負担を減らすためにベビー用品を惜しまず使わせる


2つ目の方法はベビーカーや抱っこひもなどのベビー用品を、自分たちの普段使っているものを渡してもいいので祖父母に与えることです。

先日、同じく孫の面倒を見ている近所のおばさんが、お孫さんを連れて散歩に出掛けているのを見かけました。もうすぐ1歳のお孫さん。ベビーカーに載せて散歩している…と思ってたらなんと抱っこしてウチの実家の前を歩いていたのです。

60代のおばあちゃんが10キロ近くの赤ちゃんを抱っこするのは大変なはず…今はよくても後から腰痛になりかねません。30代の私でさえ腰痛になりましたし!

今後も子供を預けさせるならベビーカーや抱っこ紐なんて必要経費。孫の面倒を見て腰痛が悪化して、二度とお世話ができなくなるなんてことの方がもっと大変です。最悪仕事を辞めて専業主婦となり、収入も激減する可能性だってあるのですから。

ママの勤務形態を変えるか転職する


これはすぐには無理でも、子育てをきっかけに自分の働き方をどうするかという分岐点になると思います。

もし、あなたがパートタイムで夫の給料だけでもなんとかやっていけるのであれば、平日週5回勤務から週3回勤務に減らすなど、自分で子育てできる環境に持っていくようにした方がいいですよ。

やはり子供を親に預けていても容体があまりに酷い場合は、自分で面倒を見なければならないし。親だって都合により孫の世話をできないこともあります。子供を持つ前と持った後の年休取得の多さは明らかに違いますからね。

私の話ですが以前パートタイムで働いていた職場は、子供が風邪をひいた時の特別休暇が年休とは別に用意されていてとても恵まれていた所でした。ですが、同じ持ち場で働いていた上司のパワハラが酷かったんですよ。

ある日、私の母親がストレスで帯状疱疹になってしまいまして。私が急遽、風邪で休んでいる子供の面倒を見なければならなくなりました。

上司に事情を説明しましたが聞く耳を持ってくれず…母親が「帯状疱疹は最悪の状態になると命に係わるのに事の重大さを分かっていない!」とブチ切れ。家の事が大事なので休暇を貫きましたが、休みの申告をするのが非常にし辛い環境でしたね…

その後私は比較的年休を取りやすい職場に転職しました。仕事は大変ですが、休みにくいというストレスから解放されたのでむしろ心地がいいくらいです。

祖父母に子供を預けている立場でも、自分が子育ての都合で休んでも差支えのない環境に身を置くことがご自身のメンタルのためにも必要ですよ^^

まとめ


・親が年を取っていると体の衰えもあるので、おんぶや抱っこをしても膝を痛めたり骨折したりということが起こりうります。

・年老いた両親が少しでも疲れないように育児をするには

 1.なるべく実家に長くい過ぎず自宅に戻り、親を早く休ませる

 2.ベビーカーや抱っこひもなどのベビー用品を両親に与えて体の負担を減らす

 3.可能であればママの勤務形態を変える

これら3つを実行できれば、多少ではありますが親の孫に対する負担を減らすことができるでしょう。

おじいちゃんとおばあちゃんがいると、ママたち夫婦が共働きの場合は子供の育児についてとても助かる部分が大きいです。だからこそ、祖父母である両親は大変かもしれませんが、何とか健康で長生きしてもらいたい。

私たち若夫婦は感謝の気持ちを忘れずに育児を親に委ねましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました